8/4/2008
読書はほぼ毎日してるんですが
しばらく、コレという本に出会ってませんでした。
「ちょっと消化不良ぎみ。。」と思っていたところ
この小説はよかった!!
↓
『源にふれろ』 ケム・ナン ― Tapping the Source by Kem Nunn
著者はSurfer Magazine の寄稿者で
もちろん、サーファーやサーフィンのシーンもたくさん登場するのですが
“サーフィンの小説” だと思うと、あてがはずれます。
これは、ある思いを秘めて行方不明の姉をさがす少年/ 青年の
孤独と痛みと喪失と成長の物語。
でも、青春小説とくくるのもちょっとな…
むしろノワール色が強い感じ。
かれの経験した孤独と痛みと喪失は
思い出なんかにはならず
この先の人生に影を投げかけつづけるだろうから。
内容については、くわしく書きません。
ちょっと難アリかな? と思うところもありましたが
こまかいことはいいんです(笑)
この小説読んでるあいだ、頭のなかを流れてた曲
↓
♫ Helplessly Hoping by Crosby, Stills & Nash
手ざわりが似ていると思う小説
↓
『カリフォルニアの炎』 ドン・ウィンズロウ ― >California Fire and Life by Don Winslow
『終わりのないブルーズ』 クリストファー・クック ― >Robbers by Christopher Cook
Tags: 小説