7/13/2009
Aubrey Beardsley をごぞんじですか?
オスカー・ワイルド作『サロメ』 のさし絵で知られる
イギリス人の画家です。
このビアズリーが大好き!! なんですよ。
彼の作品にインスパイアされたメンディを描いているくらい。
描かれた線の繊細さ, 美しさは、言うまでもありません。
さらに、手を加えて残された余白の存在感。
塗りつぶされた黒の重さ。
その、黒と白/ライン・つぶしと余白の
きっぱりとしたコントラストが、
チリチリするような緊張感と
いつまでも見惚れていたい、という牽引力を生んでいるように感じます。
華美ななかにグロテスクさが潜んでいる、というか
美と醜が、細い細い線の上でバランスを取っているかのような凄みがあり
それが、ヴィクトリア朝という時代背景とも相まって
彼の作品を、唯一無二としているように思えるのです。
その彼の作品のなかでも、とりわけ有名なもののひとつ― The Peacock Skirt。
それを、とある有名ミュージシャンが腕に彫ってます。
どなたかというと、、
↓
Incubus のVo., G ― Brandon Boyd。
» コチラ
なんと、スカート部分にビアズリーの肖像画つきですよ!
さすが、ご自身でも絵を描くアーティストだけあって
その仕上がりもすばらしい。
そして、手の平に描かれたメンディもあってうれしいですねぇ♪
あ、でも、チベット語の’Om Mani Padme Hum’ や
ちょっと版画チックな鯉は
赤系のインクで彫られたタトゥー。
メンディではありません。