4/27/2008

『CONTROL』 を観てきました。

この映画が描くのは、
以後のミュージシャンたちに多大な影響を与えたバンド- Joy Division の
ヴォーカリスト, ソングライターであり
23歳の若さで自殺してしまった Ian Curtis の生涯。

リアルタイムで彼らを撮影したロックな写真家- Anton Corbijn が、
イアンの未亡人が書いた回想録をベースに描いたものです。

彼の人生が人生なだけに
Joy Division の音楽が音楽なだけに、
行く前から
「絶対に落ちるねぇ。暗くなる以外、ありえないもんねぇ。。」と話していたのですが、
まさに、予想通り。

心が火傷したような、ヒリヒリ感がずっと残っています。
でも、その痛みが暗さが、心地いいのはなんでだろう?
しばらく、Joy Division 聴きまくってます。

わたしがJoy Division の存在を知ったとき
イアンはずっと年上で、ずいぶん前に亡くなってしまった人でした。
持っていたのは、そのイメージ。

だから、映画を観終わった後
「本物のイアンって、ずいぶん幼かったんだ…」と言われ、はじめて気づきました。
そっか、わたし、もうとっくにイアンより年取ってたんだ。
いつの間にか彼の人生を追い抜いて
「こんなに幼い顔した不器用な人だったんだ」と、思うくらい。

で、こんな「いろいろ考えました」発言しといていうのもなんですが
とある瞬間(ソファに座ったイアンが上目づかいに見たシーン)から
イアン役のSam Rileyが、なんかもう Babyshambles の Pete Doherty に見えて見えて…
(ケイト・モスの元カレ)
イアン(= サム)とは思って観てるんだけど
ふと気を抜くと、「ピートだ!!」って(笑)

Suddenly the reality hit me

  • A divided joy: seeing my father on film
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